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集中したいのに、なかなかうまくいかないと思っているあなたへ
「集中したいのに、なぜかダラダラしてしまう」
「やる気が出なくて、気づけばスマホばかり…」
そんなふうに、自分を責めていませんか?
でも実は、集中力ややる気って“気合”や“性格”ではなく、
「入りやすい状態」を整えることで自然に引き出せるものなんです。
- フローに入るための具体的な5つのステップとは?
- 今日から試せる“行動チェックリスト”付き!
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「フロー状態(夢中になって集中できる感覚)とは何か?」を解説している記事があります。今回の記事はその続きとして書いていますので、読んでいなければぜひ読んで頂くと理解が深まります。
記事を書いている人
私自身は企業に勤めるサラリーマンとして現在約40歳までの年月を過ごしてきており、その経験の一つとして日々の業務に追われ大変苦しい思いをしてきました。
この記事では、「集中したいのに、なぜかダラダラしてしまう」と思っているあなたへ、理屈と現実重視の世界で生きてきた元“機械保全士”の私が、心の不調も「整備できるもの」として捉える視点で、前向きに生きるための考え方や方法を、脳科学・心理学の情報をベースに、私自身の経験も交えながらお伝えします。
【結論】気合じゃなく“設計”の問題
やる気や集中力は、才能でも性格でもなく、
「ちょうどいい挑戦」と「整った環境」から生まれる状態です。
つまり――
フロー状態は「気合」ではなく「仕組み」でつくれるものなのです。
フローに入る設計方法さえわかれば、仕事は少しずつ「楽しい」に変わっていきます。
【対策案】フロー状態に入る為に必要な3ステップ
フロー状態に入る為に必要なことを簡単に図にしたものが下記になります。

フロー状態に入る為に必要な3ステップはシンプルですが、より詳細に実践する内容を考えていくことでフロー状態に入りやすくなります。
フローの条件3要素
フローの条件には簡単に言うと以下の3つが必要であるとされています。
- 活動に対して自身が適切なレベルである
- 活動の1つ1つに目標がある
- 活動に対してフィードバック(評価)が得られること
これらを意識して、作業をこなすことがフロー状態に入るポイントになります。
やり方の解説
ここからは実践リストとして、私が実践して効果があったと思えるものをピックアップしてまとめたものを解説していきます。
【実践リスト】3ステップ

🎯 1. 明確な目標
「何をゴールにするか」をハッキリさせることで、集中のスイッチが入りやすくなります。ゴールが曖昧なままだと、脳は“今なにをすればいいのか”を見失い、集中できません。
🔧 実践アドバイス
- 時間×内容を具体化する
例:「10時までにこの資料を仕上げる」「30分で1,000字書く」など - “ToDo”ではなく“ToFinish”にする
やることではなく、“終わった状態”を目標にする
例:「資料を調べる」→「資料から要点を3つ抜き出す」など - 曖昧な作業は細かく分ける
「調べる」「考える」は具体的に分解し、行動単位に落とし込む - 数字を使って目標を定量化する
例:「10個中3つ終わらせる」「15分でスライドを2枚作る」 - “なぜやるのか”を明確にする
目的を意識することで集中力が高まる
例:「この資料で営業が通りやすくなる→売上に直結する」 - 終了条件を決める
「ここまでやればOK」という区切りを作っておくと、安心して集中できる
🧗 2. 適切な難易度
フロー状態に入るには、タスクが「自分のスキルよりほんの少しだけ難しい」くらいが理想です。簡単すぎると退屈に、難しすぎると不安になります。
🔧 実践アドバイス
- 難しいと感じたら“最初の1ステップだけ”やる
いきなり全部やろうとせず、「とりあえず開くだけ」「5分だけやる」と小さく始める - 簡単すぎると感じたら“ルール”を加える
例:「片手で操作」「1文20字以内で書く」など、ゲーム感覚で制限をつけて難易度を調整する - 「+5%の難しさ」を意識する
今できることに、ほんの少しだけ新しい要素や負荷を加えると、成長とフローの感覚が得られる - 難易度の“感じ方”を自分で記録する
「これはちょうどよかった」「これはキツすぎた」と記録しておくと、次回の調整に役立つ - タスクを3段階に分けておく
「小挑戦・中挑戦・大挑戦」でタスクを分類し、その日の気分や集中度に合わせて選べるようにしておく
🗣️ 3. 即時のフィードバック
自分がうまくやれているかを“その場で実感できること”は、フロー状態に欠かせません。進捗や手応えが感じられると、自然と集中が深まります。
🔧 実践アドバイス
- チェックリストや進捗バーを使う
作業ごとにチェックを入れる、進捗率を見える形にすることで「できてる感」が湧いてくる - 作業タイマーをセットして記録する
例:「15分でここまで進んだ」など、時間×成果をメモするだけでも達成感が可視化される - 作業後にミニふり返りを書く
「できたこと/よかった点/次回の改善点」を1行ずつ書くだけで、自己評価がフィードバックになる - 自分で“評価の言葉”をかける
例:「今日の自分、よくやった」「昨日より集中できた」など、声に出す or ノートに書くのがおすすめ - フィードバックをくれる“仕組み”を用意する
作業実況をSNSで共有する、信頼できる相手に「終わったら報告」と伝えておくことで、他者からの反応を得やすくなる
【実践リスト】2つの工夫(+2ステップ)

ここからは更にフロー状態に入りやすくなる為の工夫をいくつか解説していきます。
🧘 4. フローに入る“環境スイッチ”を持つ
集中力は「環境」に大きく影響されます。いつもの空間に“集中モードに入るためのスイッチ”を仕込んでおくことで、脳が自然とその状態に切り替わるようになります。可能な限り環境を整えてみましょう。
🔧 実践アドバイス
- 集中用のBGMを決めておく
例:カフェ音・ピアノ・ホワイトノイズなど。毎回同じ音を使うと“集中スイッチ”として機能する - スマホを物理的に見えない位置に置く
タイマーアプリやスマホ断ちアプリを使って、意図的に使用を制限するだけでも効果あり - “スタート儀式”を決めておく
例:作業前に深呼吸を3回する、コーヒーを入れる、タイマーを押すなど。始まりの合図があるだけで集中に入りやすくなる - 道具や服を“集中用”に決める
例:「このノートは深作業用」「この服は集中モード」と決めておくと、脳が自動的に切り替わる - 照明の色温度を見直す
昼白色よりも電球色(オレンジ寄り)の方が、長時間作業には向いているとされている。照明の色も集中に影響する - 視界の情報を絞る
デスクの上に置くものは“3アイテムまで”などルールを決める。壁向きのレイアウトも有効
💭 5. メンタル・コンディションを整える
集中しようとしても、心がざわついているときや不安が強いときは、なかなかフローに入れません。そんなときは、無理に頑張るのではなく、“整えること”に意識を向けてみましょう。
🔧 実践アドバイス
- 「まだ無理そう」なときは、“準備フェーズ”に切り替える
いきなり本番を始めるのではなく、軽い入り口から入るのがコツ
例:「書く前に10分だけ“読むだけ”」「話す前に“キーワードだけ出す”」など - 呼吸・姿勢・飲み物でリズムを整える
深呼吸をする、姿勢を正す、温かい飲み物を飲む――それだけで自律神経のバランスが整いやすくなります
例:「5秒吸って、7秒吐く」呼吸法で副交感神経が優位に - “フローを邪魔する思考”を認識して、リフレームする
「失敗したらどうしよう」は「今は考えなくていい」
「集中できない」は「まずは1分だけやってみよう」など、言葉の置き換えで脳の反応を変える - タスクの目的を“今の自分に合うサイズ”に変える
「完璧にやらなきゃ」ではなく「少しだけ進めばOK」と目的レベルを下げると気持ちが軽くなる
→例:「ブログを完成させる」→「今日は構成だけ決める」 - メンタルの波は“個性”と認識する
「今日はダメだ」と思う日があってもOK。波のある脳を“うまく乗りこなす”視点に変えると、自分を責めずに済む
チェックリスト(内容は同じ)
これまで解説した合計5ステップのチェックリストになります。
スクショや、ダウンロードしてもらって、ぜひ活用してください。

まとめ
手順と環境とメンタルの3視点から今回は解説しました。
意識するポイントなどは下記になります。
視点 | 意識するポイント | 具体例 |
---|---|---|
手順面 | 目標・難易度・フィードバックの明確化 | 5分区切り、タスク細分化、作業ログ記録 |
環境面 | 集中のスイッチとなる空間やツール | BGM・ライト・着るもの・机の上にあるもの |
メンタル面 | 不安や雑念への対処、リフレーミング | 深呼吸、準備フェーズを自分に許す、「まず1分だけやってみる」 |
🌱 最後に:あなたに伝えたいこと
「集中できない」「すぐに気が散ってしまう」
そんな自分を、ずっと責めてきたかもしれません。
でも――
それは“あなたがダメだから”じゃなくて、
ただ、集中するための“設計”を知らなかっただけ。
ほんの少し、環境や目標の立て方を整えるだけで、
あなたの中にある“夢中になれる力”は、ちゃんと動き出します。
完璧じゃなくていい。
たった1つのチェック項目からでも、始めてみてください。
その小さな一歩が、
「仕事って、ちょっと楽しいかも」って思える日につながっていきます。
あなたがこの記事を読んで、自分のやりたいことや幸せに目を向けられる生活をする手助けになっていれば嬉しいです。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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参考・出典
- 浅川希洋志. (2009). 効果的 e-Learning のためのフロー理論の応用. 日本 e-Learning 学会誌, 9, 4-9.
https://doi.org/10.32144/jela.9.0_4