私たちの“頑張るエネルギー”に変わる
承認欲求って、あまり良くないものって思われがちですよね。
SNSで承認を求めすぎて疲れたり、人と比べて苦しくなったり…。
でも実は、承認欲求は人間にとってごく自然で、なくてはならない欲求なんです。
そして正しく使えば、私たちの“頑張るエネルギー”に変わります。
今回はその理由と、「承認欲求をエネルギーに変える方法5選」をお伝えします。
【関連動画】
記事と同様の内容が動画でも見られます。取り組みやすい方をお選びください。

なぜ承認欲求が力になるのか?
まず、なぜ承認欲求が力になるのか。
その秘密は“脳のドーパミン”にあります。
人は誰かに認められたり、褒められるとドーパミンという脳内物質が分泌されます。
このドーパミンは“やる気”や“快感”を生む物質で、努力を続ける原動力。“頑張るエネルギー”になるんです。
しかも面白いのは、“承認されたら”ではなく、“承認されそう”と予測しただけで分泌されること。
だから何かをやるときに、『認められるかも』『褒められるかも』という気持ちが、頑張りを支えてくれるわけですね。
承認欲求をエネルギーに変える5つの方法
それではここから、承認欲求をエネルギーに変える方法を5つ紹介します。
1. 見てもらえるから頑張れる
まず1つ目は、見てもらえるから頑張れる。
例えば、ジムに行くとき。
『一人で黙々と筋トレ』よりも『友達に体型を見られる』と思うと、自然と頑張れますよね。
SNSに勉強記録を発信するのも同じで、“誰かが見ている”というだけで継続力が生まれます。
ポイントは、完璧な成果じゃなく“過程”を共有すること。
具体的な方法としては、人に見てもらえる環境を作ることです。SNSでも何でも良いです。実際に見られていると自分が感じることが大事。自意識過剰でも意識高いって思われても全然OK。家でゴロゴロしている人が、外だとシャキッとしているのと似たようなものです。勉強をカフェで行うのが流行っているのも、こうした利点があるからでしょう。
2. 承認を“目標達成のご褒美”にする
2つ目は、承認を“目標達成のご褒美”にする。
例えば資格勉強をするとき。
『合格して周りから“すごい!”って言われたい』と考えると力が出ます。
人からの評価をゴールやご褒美に設定するのは一見よくないように思えますが、短期的には大きな推進力になります。
だから注意点としては、“他人の期待に依存しすぎないこと”。
ご褒美としての承認は、あくまで目標達成までの燃料と考えるといいでしょう。
具体的な方法としては「目標達成した時の自分をイメージしておく」ことです。
友人や家族に「やったよ!」と伝えて喜ばれる自分。
職場で「努力家だね」「頼りになるね」と言われている自分。
そういうシーンをできるだけ細かく頭の中で再生しておくと、ただの「空想」ではなく、リアルな“ご褒美”に変わります。
3. 小さな成果でもシェアする
3つ目は、小さな成果でもシェアをする。
例えば『今日は英単語を5個覚えた』『1km走れた』など。
その都度“いいね”や“お互いがんばろう”など反応をもらえると、やる気につながります。
だからポイントとしては『小さくても進んでいる自分を認めてもらう』こと。小さいから言うほどじゃないと思わず、どんどん成果をシェアしていきましょう。
注意点としてはこうした成果に対して、否定的な発言やアドバイスばかりする人には言わないようにしましょう。
具体的な方法としては、人に気軽に成果を報告できる環境を作ることです。SNSでも良いですし、勉強仲間限定のグループに入るのも効果的です。
ここで大切なのは「小さな成果を“見える化”すること」。
人に見てもらう仕組みを作ることで、承認は自動的に得られるようになり、
「やったことを誰かに知ってもらう → 褒められる → さらにやる気が出る」
という良い循環が生まれます。
4. チームや仲間からの承認を意識する
4つ目は、チームや仲間からの承認を意識する。
例えば、仕事で資料を丁寧に仕上げて『助かったよ!』『ありがとう!』と言われると、次も頑張ろうと思えますよね。人は“誰かの役に立つ”ときに強い充実感を得ます。
だからポイントとしては仕事だからやって当たり前と思わず「チームや仲間と声を掛け合うこと」。そうすることで自分も充実して、相手も充実する。これがループして、長く続けられるエネルギー源になります。
具体的方法としては、「まずは自分からアクションを取る」ことです。相手にお礼を言うなどして、気楽に言い合える雰囲気を作る。そうすると徐々に相手も助かった時に、自然とお礼を言いやすくなります。
5. 尊敬する人に認められたいと考える
5つ目は、尊敬する人に認められたいと考える。
例えば『上司に一人前だと思われたい』『先輩に褒められたい』など。
尊敬する人からの承認は価値が高く、そのために普段以上の努力ができます。
ここでのポイントは、“ただ好かれたい”ではなく、“その人にふさわしい実力を身につける”と考えること。
そうすれば承認欲求は、歪んだ感情ではなく、自然に自己成長につながります。
具体的方法としては、「承認されたい相手」の設定と、目標達成したら報告しようと思っておくことです。
親・友人・同僚・上司・クラスメイトなど。
その人に「合格したら報告しよう」「成果を見せたい」とあらかじめ思っておく。
すると、勉強や努力の過程でつらくなっても「ここで投げ出したら、あの人に胸を張って報告できない」と自分を奮い立たせやすくなります。
承認が得られない時は?
最後に注意点として、承認が得られない時はどうすれば良いか。
他人からの承認はいつも得られるわけではありません。
頑張っても誰にも気づかれないこともあります。
そんな時に必要なのが“自己承認”です。
小さなことでも『今日はここまでできた』『昨日より一歩進んだ』と、自分で自分を認めるんです。
他者承認に頼りすぎず、自己承認とセットで回す。
これが承認欲求を健全に使うコツです。
最後に一言
「承認欲求をエネルギーに変える方法5選」いかがでしたか?
承認欲求は決して悪いものではありません。
むしろ、ドーパミンを通じて“頑張る力”に変えられる大切な欲求です。
誰かに認められたい気持ちをうまく活用しつつ、
最後は自分自身で自分を認めることも忘れない。
承認欲求を敵にせず、味方にして。
あなたの成長エネルギーに変えていきましょう!
それでは今後もこのような記事を投稿していきますので、いいなと思ったらブックマークしてくれると嬉しいです。最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
関連記事
このサイトが大切にしていること
このサイトでは、「生きづらい世界と感じていたが、世界は思考の整備で変えることができる」ことを私自身の経験と脳科学や心理学の情報をベースに発信しています。よければ他の記事も覗いてみてくださいね。