【承認欲求を満たす方法】自分が望む承認欲求に気づけば満たされる!見える化する5ステップを解説【実践編】

承認欲求が満たされず悩んでいるあなたへ

SNSを見て、ふと「自分は何も成し遂げてない」と感じてしまう。
頑張っているのに、誰にも認められていない気がする。
「もっと評価されたい」「誰かに必要とされたい」と思うのは、決してワガママじゃありません。

この記事では、承認欲求が満たされないときに心の中で何が起きているのか、
そして、どうすれば他人の評価に振り回されず、自分らしく生きていけるのかを一緒に探っていきます。

この記事で分かること
  • 自分が誰からの承認を求めているのかを具体的に見える化することで、無意識の価値観や期待に気づけます。
  • 「その人に認められるために必要だと思っている条件」が本当に自分にとって必要かどうかを問い直すことで、承認の軸のズレを修正できます。
  • 最後に承認の対象を分散させることで、他人の評価に振り回されず、安定した自己肯定感を育てることができます。

今回の記事は下記記事の続きとなっております。もしまだ読んでない場合は理解が深まりますのでぜひ読んでみてください。

記事を書いている人

記事を書いている私自身は企業に勤めるサラリーマンとして現在約40歳までの年月を過ごしてきており、その経験の一つとして職場の人間関係で悩み苦しみ、辛かった思いをしてきました。

この記事では、「承認欲求が満たされず悩んでいる」読者のみなさんに向けて、理屈と現実重視の世界で生きてきた元“機械保全士”の私が、心の不調も「整備できるもの」として捉える視点で、ストレスを軽減し、より快適に働けるようになるための考え方や方法を、脳科学・心理学の情報をベースに、私自身の経験も交えながらお伝えします。

※本記事は診断や治療を目的としたものではなく、情報提供を目的としています。心身に関するお悩みが強い場合は、専門家への相談をおすすめします。

【結論】「本当に大切にしたい価値観」が曖昧なままだから

「誰に認められたいのか」を整理することで、
心が揺れにくくなり、他人に振り回されずに生きやすくなる。

本当に大切にしたい価値観を見直し、
“安定した承認の軸”を、自分で選び直すことができます。

目次

【対策案】やるべきこと

承認欲求を満たす為に私たちがやるべきことは下記が考えられます。

  1. 承認は誰からされたいのかを明確にする
  2. そもそも承認を他人に期待しない

詳しい解説を知りたい方は前回の記事に書いてありますのでそちらをご覧ください。

【対策案】「誰からの承認が欲しいのか?」を明確にする方法案

① 自分の「理想像」や「目標」に注目する

  • どんな人になりたいのか?
  • その人が属している世界(職業・ライフスタイル・価値観)はどこか? → その理想に近い人・集団が、あなたが無意識に「承認されたい」と思っている存在かもしれません。

② 「嫉妬する相手」を振り返る

  • どんな人に嫉妬しているか?(具体的な名前やタイプを挙げる)
    → その人からの承認や、評価されている姿に強い反応があるなら、その人の基準や価値観を「権威」として見ている可能性が高い。

③「誰に褒められたら嬉しいか」を考える

  • 親?上司?尊敬する同僚?お客さん?ネットのフォロワー?
    → この問いはダイレクトに、あなたが「誰からの承認」を求めているかを映し出します。

④ 逆に「誰に何を言われても気にならないか」を考える

  • 「この人に批判されてもそんなに傷つかない」という相手は、あなたにとっての“権威”ではない可能性が高い。 → これは、自分の承認ニーズを再定義するヒントになります。

【実践リスト】誰からの承認を求めているのかを見える化する5ステップ

Step1|承認されたい人・集団を具体的に書き出す

目的:無意識の“承認の対象”を可視化する

  • 紙やノートに「この人に褒められたら嬉しい」「この人にバカにされたら落ち込む」と思う人を書き出す
  • 実在の人物・職場・SNSのフォロワー層など、なるべく具体的に(例:上司A、父親、過去のクラスメート、Twitterで活躍してる○○系インフルエンサー)

👉 ポイント:1人ではなく3〜5人/グループくらい挙げると、自分の承認軸が見えやすくなる。


Step2|なぜその人・集団に承認されたいのか?を書き出す

目的:その人を「権威」として見ている理由を理解する

  • 以下の質問に答える形で掘り下げる:
質問
なぜこの人の評価が気になるのか?「いつも人の良いとこ見つけてくれる人だから」
この人に認められると、どんな気持ちになる?「自分も価値があると思える」
この人のどんな部分を尊敬している?「行動力」「知識」「安定感」など

👉 ポイント:理由を3つくらい挙げておくと、共通する価値観が浮かび上がってきます。


Step3|その人・集団に認められるために「必要だ」と思っている条件を書く

目的:自分が思い込んでいる“承認の条件”を把握する

  • 「この人に認められるには、〇〇でないといけない」と思っている条件を挙げる
    • 例:「出世してないとダメ」「お金稼いでないと」「SNSで有名じゃないと」など

👉 気づきのヒント

  • 「それ、本当にその人が求めてる条件?」
  • 「その条件、自分にとって本当に幸せにつながる?」
    → 承認の軸がズレていることに気づけることも多い。

Step4|誰の承認なら“自分らしさ”を保てるか考える

目的:傷つきにくく、心が安定する承認の軸を探す

  • 以下の視点で承認対象を再構築する:
    • 自分の価値観に近い人
    • 自分の小さな変化や努力を見てくれる人
    • 一緒に成長できる関係

👉 承認を「世間的な評価」から「自分と同じ目線の人たち」へシフトするのがポイント。


Step5|承認対象の“分散図”を描いてみる(簡易マップ)

目的:承認が1か所に集中していると気づける/分散によって心が楽になる

紙に円グラフかマトリクスを書いて、以下のように分けてみる:

  • 会社(上司・同僚)
  • 家族(親・兄弟)
  • 友人
  • SNSやオンラインコミュニティ
  • 自分自身

👉 どこに偏っているかを見て、「自分で自分を承認する割合を増やす」など、バランス調整の意識につながる。

ひろのぶ

私はこの実践リストを行うことで、自分でも気づいていなかった本当の承認欲求に気づくことができ、それ以来、人に対して羨ましい、嫉妬など感じても「本当の欲求は○○」だと分析することが出来るようになりました。


【実践例】サンプル紹介

【誰の承認が欲しい?】
・例)上司A、父親、Twitterのフォロワー(〇〇界隈)、高校の同級生B

【なぜ?】
・上司A:努力を見てくれている気がする
・父親:認められることで、自信が持てる
・SNSフォロワー:発信が届いてると実感できる

【承認されるために必要だと思ってること】
・結果を出すこと(売上や成果)
・見栄えの良さ(外見・肩書き)
・面白さ・インパクト

【本当にその条件は必要?】
  × 一部は無理してたかも。
  → 〇〇な自分でもOKな人を探したい

【今後、誰の承認を大事にしたい?】
・自分の気持ちを正直に言える人
・少人数でも本音でつながれる仲間
・まずは自分自身

【分散図】
・上司:20%
・同僚・仲間:20%
・親しい人(友人・家族):20%
・自分:40%

【実践例】体験談紹介

下記は私自身の体験談になります。

【誰の承認が欲しい?】

  • 上司A(直属の部長)
  • 父親(厳しめの元公務員)
  • SNSのフォロワー(自己啓発系の界隈)

→ 書き出してみて気づいたのは、「ちゃんとしてそうな人」ばかり選んでることでした。


【なぜ、その人に承認されたいのか?】

  • 上司A:仕事の細かいところまで見てくれてて、「ちゃんと頑張ってるね」と言われると本当に報われた気持ちになる
  • 父親:学生時代から褒められた記憶が少なくて、今もどこかで「認めさせたい」気持ちが残っている
  • SNSフォロワー:発信したことに反応がもらえると、自分の考えに意味があると感じられる

→ 共通点は、「外側の基準で認められる=価値がある」と思い込んでたこと。


【承認されるために必要だと思っていたこと】

  • 仕事で目立った成果を出す
  • 見た目やプロフィールがちゃんとしている
  • SNSで数字を出す(フォロワーやいいね)

→ それって、本当に私が“自分のために”欲しかったもの?


【本当にその条件は必要?】

正直、全部が全部必要ってわけじゃなかった。

  • 結果より「継続してること」に価値を感じてくれる人もいる
  • SNSで目立たなくても、ちゃんと読んでくれてる人がいる
  • 父の期待に応えるより、「今の自分」を認めてくれる人と関わりたい

→ 少しずつ“誰に”認められたいかの軸を、見栄じゃなくて“心が安らぐ人”にシフトさせたいと思った。


【今後、大事にしたい承認の軸】

  • 本音を出しても関係が続く人
  • 一緒に成長していける仲間
  • 自分の努力や小さな前進を、自分自身が認められるように

→ 「ちゃんとしてると思われたい」より、「等身大でつながりたい」に変わってきた。


【承認の分散マップ】

承認の対象割合(意識してた度)
上司・会社関係40%(集中しすぎ)
SNS・外部評価30%
家族・親しい友人20%
自分自身10%(ほぼゼロに近かった)

→ 偏ってたな…と思いました。
これからは、自分にも少し承認の枠をあげたい。

【実践リスト】「2.そもそも承認を他人に期待しない」

やるべきことである「1.承認は誰からされたいのかを明確にする」で分かった、承認欲求分散図において自分の比率が低い場合は自分で自分を承認することが大切だと考えます。

それがやるべきことである2.そもそも承認を他人に期待しないになります。

こちらに関しては自己承認とそれに関係する自己受容について、解説をしている記事が下記にありますので、良ければご覧ください。(自己受容→自己承認の順番がオススメ)

リンク

📝【まとめ】

重要なポイントとしては下記になります。

ポイント
  • 自分が「誰に認められたいのか」を明確にできる
  • その人を“権威”として見ている理由や、自分の価値観に気づける
  • 「認められるために必要だ」と思い込んでいる条件を見直せる
  • 傷つきにくく、心が安定する“承認の軸”を選び直すことができる
  • 承認対象を分散することで、他人に依存しすぎないバランスが整う
対処ステップ
  • 承認されたい人・集団を具体的に書き出す
     → 無意識の“承認の対象”を可視化する
  • なぜ承認されたいのか?を書き出す
     →その人を「権威」として見ている理由を理解する
  • 「必要だ」と思っている条件を書く
     →自分が思い込んでいる“承認の条件”を把握する
  • 誰の承認なら“自分らしさ”を保てるか考える
     →傷つきにくく、心が安定する承認の軸を探す
  • 承認対象の“分散図”を描いてみる(簡易マップ)
     → 承認が1か所に集中していると気づける/分散によって心が楽になる

📩 最後に:あなたに伝えたいこと

あなたが本当に認めてほしかった人は、誰ですか?
そして、あなたは自分のことを、ちゃんと見てあげられていますか?

承認欲求は努力をするきっかけになる大切な欲求です。

他人の本当はどうでもよかった評価に振り回される日々から、自分の心を取り戻すために、
今日から、少しずつ「自分を認める」練習を始めてみませんか。

あなたがこの記事を読んで、自分のやりたいことや幸せに目を向けられる生活をする手助けになっていれば嬉しいです。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

※この記事は、日常の気づきや心の整備を穏やかに支える内容を目的としています。必要に応じて医療機関など専門家や信頼できる人を頼ることも「整備」のひとつとしてサポートをご活用してください。

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参考・出典

  • 薄井明. (2014). 承認の社会学的理論に向けて:「生きづらさ」 の分析のために. 北海道医療大学看護福祉学部紀要, (21), 13-27.
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