自分で判断した行動はメンタルを強くする
「あの人がこっちの方が良いっていったから、これでいいか」と、普段から判断を人にゆだねてしまっていませんか?
他人の評価や意見に判断をゆだねると、自分のやりたいことや本当の気持ちを見失ってしまいます。
そして自分の行動に対して、「やめておけばよかった」と、後悔が強くなってしまいます。
実は同じ行動であっても、自分で判断した行動は後悔が少なくなり、メンタルを強くしてくれるんです。
今回は「他人に判断をゆだねない」というテーマでお話しします。
自分で判断するための具体的な「4つの対策」も紹介しますので、今後の人生を後悔が無いものへと変えていきましょう。
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【理由】他人に判断をゆだねてしまう「原因やデメリット」
まずは他人に判断をゆだねてしまう「原因やデメリット」について簡単に話していきます。
1.なぜ他人に判断をゆだねてしまうのか
多くの人が他人に判断をゆだねてしまうのには、いくつかの理由があります。
代表的なのは「嫌われたくないから」と「失敗したくないから」です。
まず「嫌われたくないから」。
人間関係の中で波風を立てたくない、相手に合わせたほうが楽だと感じることはありますよね。ですが、その度に自分の意見を飲み込んでいると、次第に「自分が何を望んでいるのか」さえ分からなくなってしまいます。
そして「失敗したくないから」。
誰だって間違えるのは怖いものです。だから他人に決めてもらえば、「自分の責任じゃない」と安心できる気がしてしまう。
けれど実際には、失敗した時に不満や後悔だけが残り、「あの人のせいだ」と文句を言うだけの、嫌な人になってしまいます。
また、もし成功していても、それは他人が決めてくれたこと。自分の行動に胸を張れません。
つまり、他人に判断をゆだねるのは一時的な安心のため。
でも長い目で見れば、自分を縛る原因になってしまうということです。
2.他人の評価で左右される
他人に判断をゆだねてしまう背景には、「他人の評価」を過剰に気にしてしまう心があります。
人の価値観は多様で、評価は常に変わるもの。その不安定な基準に合わせようとすれば、自分の軸を見失い、何をしたいのか分からなくなってしまいます。
たとえば、服装や言葉遣いを「どう思われるか」ばかり基準にして選んでしまうと、結局は自分の好みや金銭を犠牲にしてしまいますよね。
また、先週は褒められたのに、今日は同じ行動が否定される――そんなことも珍しくありません。
だから、普段から他人の評価や判断で行動している人は、他人に人生のハンドルを握らせているようなものです。
3.自分のハンドルは自分で握る
そこで大切なのが、自分のハンドルは自分で握る。
つまり「自分の軸を持つ」という考え方です。
自分で決めたことなら、たとえ失敗しても経験として学べるようになります。
他人が決めようが、自分が決めようが、行動するのは「自分自身」です。
どうせ行動するなら自分のハンドルは自分で握る。
そして後悔を学びに変えて、自分らしい道を進めるようしたほうが人生楽だったりします。
他人に判断をゆだねてしまう「原因やデメリット」は以上です。
【対策】「自分で判断する」4つの対策
ここからは自分で判断するための具体的な「4つの対策」ついて話していきます。
1.冷静になる
感情的に流されず、まずは冷静さを取り戻すことが大切です。
感情のままに決断すると、他人の意見にすぐ引きずられてしまいます。
たとえば、相手に強く意見されて「やっぱり私が間違っているのかも」と即決してしまう場面。冷静に時間を置けば「いや、自分の考えにも根拠がある」と気づけることがあります。
ですので、判断を下す前に、一呼吸置いて考えてみましょう。
具体的な方法
- 深呼吸をする
- その場から少し離れる
- 時間をおいてから判断する
- 一度紙に自分の考えを書き出す
ポイントは、感情的になっているとまずは気付くこと。
効果
僕自身、昔は言われるがままに何でもかんでも仕事を引き受けて、疲弊していました。ですが今は冷静に判断することで「人に振り回されずに済んだ」と実感できる瞬間が増えました。
2.距離を置く
自分に強く影響を与える人とは、物理的・心理的に適度な距離を置くことが時には大切です。
常に近くにいると、意識せずとも相手の考えに染まりやすくなるからです。
たとえば、愚痴ばかり言う友人と頻繁に会っていると、自分まで気分が沈んでしまうことがあります。
関わり方を調整することで、自分の考えを守ることができます。
方法やコツ
- SNSを一時的にオフにする
- 否定的な人との接触を減らす
- 一人で考える時間を増やす
ポイントは、距離を置くのは「逃げ」ではなく「調整」だと考えること。
効果
僕も実際に「裏で人の悪口を言う同僚」と距離を置いてみたのですが、その悪口を言われていた対象の人はただ不器用なだけで良い人でした。
僕自身その人を「悪い人なんだろう」と自然と思っていたので、いつの間にか同僚の「悪い影響を受けて」認識を歪めていたのだなと感じました。
3.合理的に判断する
感情や周囲の空気に流されず、事実をもとに合理的に考えてみましょう。
合理的に考えることで「本当にやるべきこと」と「やらなくてもいいこと」が区別できるからです。
たとえば「みんながやっているから」という理由で流されてやっていた。
だけどそれは自分に合わない選択で、後から後悔することがあります。
事実と感情を切り分けることで、自分の判断基準が今より明確になります。
方法やコツ
- メリット・デメリットを書き出す
- 第三者の視点で考える
- 感情を10段階で数値化してみる
ポイントは、合理的な考えは「自分の納得感」を強くすること。
効果
僕は仕事で、この方法を使って「これは必要だから行う」と自分で納得して決められるようになりました。
もちろん場合によっては自分の感情で動いてもOK。
でも合理的に考えたうえで、自分の感情を優先するか判断する。
この順番が大切だなと感じました。
4.どうせやるなら自分の意思でやる
最終的には、自分の意思で決めて行動することが大切です。
誰かに言われたからやると言っても、行動するのは自分。
それなら「自分が納得してやる」ほうが様々なメリットがあります。
たとえば仕事で新しい挑戦をするとき。
「上司に言われたから」ではなく「自分のためになる」という理由で取り組む方が、モチベーションが続きます。
また失敗した時の後悔も減ります。
ですので最後の判断は、必ず自分の意思で行い「自分のもの」にしましょう。
方法やコツ
- 「自分はどうしたいか」を紙に書く
- 他人の意見は「参考」と割り切る
- 「やることで得られるもの」を考える
- 仕事などで強制させられるものは、
上記「得られるもの」の為と変換する - 最後に「これは自分の意思か?」と確認する
ポイントは、どうせやるなら自分のメリットにすること
効果
多くの人は、仕事だからやるって場合は多いと思います。
ですが僕の場合この方法で、「自分のもの」って意識が高まって、改善してみようって気に自然となりました。だから日々変化があり、刺激があり、同じ仕事でも楽しみながらやれるようになったんです。
どうせやるなら楽しみながらやった方が、疲れも減っていいですよね。
まとめ
まとめ
- 他人の評価で左右される
- 他人は操れない
- 自分のハンドルは自分で握る
- 冷静になる
- 距離を置く
- 合理的に判断する
- どうせやるなら自分の意思でやる
最後に
「他人に判断をゆだねない」いかがでしたか?
他人の評価や気持ちは変わりやすく、それに合わせるということは自分を縛る原因になってしまう。
だからこそ、人生のハンドルは自分で握ることが大切です。
今日お話しした4つの対策を少しずつ意識するだけで、迷いが減り、判断に自信が持てるようになります。
自分で決めた選択には、たとえ失敗があっても学びと成長がついてきます。
ぜひ今日から、「自分で判断する」習慣を取り入れてみてください。
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