はじめに
「私はなぜこんな目にあうのか」そう思って、自分の不幸に浸ってしまうことはありませんか?
自虐的な気持ちに浸ると、一瞬は気持ちが楽になるかもしれません。
でも実際には何も解決せず、むしろ孤独感やネガティブな気持ちを強めてしまいます。
今回は「不幸な自分に浸らない」というテーマでお話しします。
どうすれば、不幸な自分に浸らずに前を向けるのか。
具体的な対策も紹介しますのでぜひ最後まで見て行ってくださいね。
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自虐の理由とデメリット
まずは自虐をしてしまう理由や、デメリットについて簡単に話していきます。
1.自虐が気持ち良い理由
「自虐」に浸る行為は、一時的に“気持ち良さ”を与えることがあります。
なぜなら、被害者の立場にいると「自分は悪くない」「周りが悪いんだ」と思えるから。
また、落ち込んでいる自分に“特別感”を覚えたり、同情を得られる可能性もあるため、一種の安心を感じるのです。
でも、その気持ち良さに長く浸り続けると、人生に大きなデメリットが生まれます。
2.不幸に支配される
「私は不幸だ」と思い続けるほど、心は不幸に支配されてしまいます。
人間の脳は「意識しているもの」を優先的に探す性質があります。
不幸だと思えば思うほど、自然と不幸な出来事ばかりを探すようになります。
例えば、車が好きな人は珍しい車が走っていると、思わず車を目で追ってしまう。
でもそうでない人は気にも留めません。
他にも雨の日に「最悪だ」と考える人もいれば、「雨の雰囲気好きなんだよね」と考える人もいます。
このように同じ出来事でも、意識の持ち方次第で受け取り方が変わる。
ですので「不幸なことばかり考え続けるほど、さらに不幸を感じやすくなる」ということです。
3.人が離れて孤独になる
不幸に浸ると、ポジティブな面を見逃し、孤独になりやすくなります。
周りに「私は不幸だ」と言い続ける人に、人は安心感を持ちにくいからです。
例えば、いつも「仕事が辛い」「私は報われない」と口にしている人がいたら、励ます側も疲れてしまいますよね。
だからネガティブな発言が多いと、自然と人間関係が疎遠になります。
4.何も解決しない
自虐は現実的な解決につながりません。
その理由は、「感情の発散」で終わってしまうからです。
例えば「お金がない」と嘆いても、お金が増えるわけではありませんよね。
むしろ時間と気力を消耗してしまいます。
だからこそ今回の対策で、
不幸だと浸る場面をどんどん減らして、「行動」に変換していくことが大切になります。
自虐の理由とデメリットは以上です。
ここからは、自虐から抜け出すための5つの対策について話していきます。
1. 運動で気分転換する
体を動かすことで不幸な気持ちから抜け出せます。
なぜなら、運動中は脳内に「幸せホルモン」が出て、過去の嫌な出来事に集中できなくなるからです。
例えば、ランニングしている最中に「過去の不幸」をずっと考え続けるのは難しいですよね。
具体的な方法は次になります。
- 軽いストレッチや散歩から始める
- 好きな音楽をかけながら楽しむ
- 短時間でも毎日続ける
この3つです。
ポイントは、落ち込んだときこそ体を動かすこと。
実際に僕自身もウォーキングを取り入れたことで、気持ちが落ち込むことがかなり減りました。
落ち込んでいると何もする気になりません。でもそれが当たり前。
気分は行動の「後に変わるもの」です。ですのでまずは何も考えず、とりあえず散歩でもしてみましょう。
2. 感情を整理する
自分の感情を「言葉にする」だけで気持ちが落ち着きます。
なぜなら、人は「わからないもの」に不安を感じるからです。
例えば、「私は不幸だ」と思うと漠然と苦しいですが、「私は失敗したことが悔しい」と言語化すると整理されます。不幸というモヤモヤを、言語化することで客観的に見れて、頭の中がスッキリしていきます。
具体的な方法は次になります。
- 紙やスマホに感情を書き出す
- 誰かに話してみる
- 「これは事実か?解釈か?」を分けて考える
この3つを試してみてください。
ポイントは、感情は抱え込むのではなく「整理する」こと。
僕自身、不幸というモヤモヤをノートに書いたことで「実はたいしたことじゃなかった」と気づけた経験があります。
感情は、後から見てみると、意外とそんな場合が多いです。
3. 見方を変える【現実的に考える】
視点を変えて、現実的に考えるだけで不幸は「違う形」に見えてきます。
なぜなら、出来事そのものより「どう捉えるか」で気持ちは変わるからです。
例えば、コップに水が半分入っているとき、「コップの水が半分しかない」と思えば不足を感じますが、「まだ半分ある」と思えば恵まれている気持ちになりますよね。
具体的な方法は次になります。
- 事実と解釈を分けて考える
- 「まだできることはあるか?」と問いかける
- 一度視点を変えて、第三者として自分を見てみる
ポイントは、失ったものより「残っているもの」「与えられたもの」に目を向けること。
僕がよくやる方法は「もうないじゃん」って思った時に、「いや、まだこれだけある、ラッキー」と言うこと。わざとらしくても、これを続けるとクセになります。落ち込む出来事があっても、このクセですぐ切り替えやすくなりました。
4. 対処方法を考える【現実に向き合う】
具体的な解決策を考えて、現実に向き合うことで、不幸感は減ります。
なぜなら、悩み続けても状況は変わらず、行動して初めて未来を変えられるかもしれないからです。
例えば、職場の人間関係がつらいなら「どう距離をとるか」「相談できる人は誰か」と考えた方が前進できますよね。
具体的な方法は次になります。
- 紙に「解決できること」「解決できないこと」を書き出す
- 小さく分けてまずは一歩だけ動く
- 必要なら人の力を借りる
ポイントは、気持ちに浸る時間を「問題解決の時間」に変えること。
僕も普段から悩みを「書き出して行動に移す」ことで、無駄に落ち込む時間が減りました。
5. 感謝する習慣をもつ
感謝を習慣にすると「自分は恵まれている」と気づかせてくれます。
なぜなら、感謝の対象を探すと自然にポジティブを意識するからです。
例えば、日常で「美味しいご飯を食べられた」「天気が良かった」など小さなことに感謝するだけで、気持ちは前向きになります。
具体的な方法は次になります。
- 寝る前に今日の感謝を3つ書く
- 「ありがとう」を意識して口に出す
- 当たり前を当たり前と思わない
ポイントは、不幸より「感謝できること」を見つける方が幸せに近づけること。
僕も感謝日記をつけてから、小さな幸せに気づきやすくなりました。
まとめ
「不幸な自分に浸らない方法5選」いかがでしたか?
きつい言い方に聞こえるかもしれませんが、不幸な自分に浸っても、何も解決しません。
今回紹介した5つの方法は、どれも日常生活で実践できるものです。
- 運動で気分転換する
- 感情を整理する
- 見方を変える
- 対処方法を考える
- 感謝する習慣をもつ
これらを意識するだけで、不幸にとらわれる時間は減り、前向きに生きられるようになります。
不幸に浸る時間を、自分の未来のための時間に変えていきましょう。
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